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授乳中でも不妊治療できる?断乳せずに二人目以降ほしい妊娠したい

授乳中でも不妊治療できる? 妊娠、出産

「授乳中だけど妊娠したい。」

「断乳はしたくないけれど、二人目がほしい。」

「一人目が不妊治療で授かったから二人目も不妊治療したいが授乳中ってできるの?」

「一日でも早く不妊治療すべきなのはわかるけどまだおっぱいをあげたい」

そういう方も結構多いのではないでしょうか。

この記事では、授乳しながらでも妊娠可能か、不妊治療できるかについてお話します。


そもそも授乳中に妊娠できる?

結論から言えば可能です。

ただし、授乳中は妊娠し辛くなっている可能性が高いです。
そもそも授乳中はなぜ妊娠し辛いと言われているのでしょうか。

それは、授乳するとプロラクチンというホルモンが増え排卵を抑えるからです。

このプロラクチンの効果で、産後しばらく生理が来なくなります。
そのため、母乳育児している人は生理の再開が産後3ヶ月~遅いと1年後くらいになります。

さらに、生理が再開していてもホルモンの乱れで排卵はしていないというケースもあります。
そのため授乳しながら妊娠するケースもありますが、出来るだけ早く妊娠したい場合は授乳していない方が良いということになります。

授乳しながら不妊治療できる?

結論としては、病院やその人の体の状況それに伴う治療方法によります。

病院によっては、断乳してからでないとそもそも治療を受けてくれない病院もあるようです。

授乳をしている場合でも、血液中のプロラクチン濃度は少しずつ低下していきます。
産後2か月~3ヶ月もすれば授乳していない時と同じ程度まで下がります(母乳が出ていても全体的なプロラクチンは下がっているので排卵可能になっている)。

ですので、排卵をしている場合少なくともタイミング法であれば問題なく出来るということになります。


不妊治療の薬や注射は、授乳中でも使用可能か

薬と注射

不妊治療するにあたって、薬を飲んだり注射を打つ必要がある場合があります。
ですが授乳中でも使える薬もあれば、使えない薬もあります。

hCG製剤(排卵誘発剤)は黄体形成ホルモン(LH)と同じ作用をもっており、卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌を促す働きをし排卵を促すホルモン製剤です。
無排卵の場合や黄体機能不全症に使用されます。
筋肉内注射される痛いやつです。
この薬は卵胞が成熟するのであれば、注射すると排卵します。
こちらは、【治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること】と添付文書に書かれています。

クロミッド(クロミフェン)は、卵巣を刺激するためのホルモン(LH、FSH)の分泌を促す作用を持つ薬で卵子の成熟を進めます。
無排卵や排卵過少症に使用されます。
ただ、産後間もないとクロミッドの効果が出ない可能性があります。
また、クロミッドの作用が母乳を減少させる可能性もあります。

カバサール(カベルゴリン)は、「プロラクチン」というホルモンの分泌を低下させる薬です。
高プロラクチン血症による排卵障害や下垂体線種の改善に使用されます。
カバサールには母乳の分泌を抑える効果もあります。
そのため断乳する必要がある人にも使用されます。
逆に言えば、断乳したくない人は飲まない方が良いことになります。

プラノバール配合錠は、中用量ピルに分類される薬です。
子宮内膜症、卵巣機能不全の治療に使用されます。
プラノバールは、母乳中に分泌される可能性があるため、授乳中は使用できません。
授乳中の場合は内服後24時間は授乳を避ける必要があるとされています。

フェマーラ錠(レトロゾール)は、アロマターゼ阻害作用によりエストロゲンの生成を阻害する薬です。
多嚢胞性卵巣症候群の排卵誘発、原因不明不妊の排卵誘発、生殖補助医療の調節卵巣刺激に使用されます。
授乳中には使用できません。

バイアスピリン錠・バファリン配合錠A81(低用量アスピリン)は、抗リン脂質抗体が血栓を作りにくくする薬です。
流産が続く不育症や近年は着床障害のある場合も使用されます。
授乳婦は注意が必要とされている薬ですが、禁止はされていません。



このように、薬によって使えるもの使えないものがあります。
また、そもそも病院によっては断乳卒乳してからでないと治療してくれない場合があります。
そのためまずは病院に確認してみると良いでしょう。

妊娠したら授乳は止めるべき?

妊娠しても、すぐに母乳をやめる必要はありません。

次の妊娠をすると断乳をしなくても自然に授乳が終わる可能性が60~70%有ると言われています。
母乳の味が変わったり出が少なくなったり、月齢が大きくなるからなどいろいろな理由があるでしょう。
なのでまずは子供の様子を見ているといいかもしれません。

また、授乳しているからといって必ずしも流産率は上がりません。
妊娠中の授乳による流産率は様々な研究がされおりますが、「妊娠中の授乳によって流産率が上がる」ことを示す医学的データは現在のところ発表されていません。

そのため医師によって、妊娠したら授乳をやめて下さいと指導される場合もあれば、お腹が張らなければ授乳を続けても良いと言われることもあります。

ただし以前に早産になったことがある場合や前置胎盤の場合などの特別な状況がある場合には授乳が影響する恐れがあるので、担当の医師と授乳継続について相談するようにしましょう。

一例として授乳と妊娠に関する研究データを下に記載します。

静岡石井第一産科婦人科クリニック:石井廣重医師は、妊娠中に母乳育児を続けた母親の妊娠の状況を調査しました。妊娠中に母乳育児を続けた110人中8人(7.3%)が自然流産となり、母乳育児をしていない774人中65人(8.4%)が流産になったという結果で、授乳をしていてもしていなくても流産率に有意な差は無いという結果でした。
Ishi.H. Does breastfeeding induce spontaneous abortion? J.Obstet.Gnynaecol.Res. 35(5).2009.864-8.

まとめ

  • 授乳中でも妊娠可能
  • 授乳中でも不妊治療可能(ただし病院や使う薬による)
  • 妊娠しても授乳の継続可能(ただし状況によって医師に相談)

子供が続けたいなら授乳を出来る限り続けてあげたいけど不妊治療できるか悩んでいた方、
まずは病院へ連絡してみてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです。

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