赤ちゃんや幼児でもスパイスは摂取して良いのか?何歳から良いのかまとめました。
シナモン(桂皮)は何歳から食べて良い?
パンやクッキーやチュロスなど様々なものに使われているシナモン。
明確な年齢はないものの、出来れば1歳以降からにしましょう。
シナモンは極稀ですがアレルギーが出る可能性もあるので、少量から始めましょう。
シナモンに含まれる仮性アレルゲンのサリチル酸という物質のせいでアレルギーが出る可能性があります。
(シナモン以外にオレンジ、ブドウ、ミントなどの食材にもサリチル酸が含まれています。)
シナモンは上手に使えば、抗酸化作用があったり、胃腸の調子を整えたり抗菌・抗ウイルス作用があったり、栄養価も高いスパイスです。
時期や量を守って適切に摂取しましょう。
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その他スパイス
年齢ごとに初めて良いスパイスをまとめました。
子供の味覚を広げるために、いろんな素材の味になれることが大切です。
スパイスを使うことで素材の味を引き立て、塩分を減らすことができます。
ぜひ年齢に応じてスパイスの使用を始めましょう。
1歳から3歳頃 | 3歳から5歳頃 | 5歳から8歳頃 | 9歳から12歳頃 |
ターメリック | ニンニク | ナツメグ | ガラムマサラ |
クミン | 生姜 | オールスパイス | ブラックペッパー |
コリアンダー | ローリエ | オレガノ | チリパウダー |
パセリ | パプリカ | タイム | ローズマリー |
シナモン | わさび、辛子 |
1歳頃からターメリック、クミン、コリアンダーが使えるので、スパイスカレーも作れます♪
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子供におすすめなのは、シナモンはちみつトーストやカレー。
偏食イヤイヤ期が始まる3歳頃には生姜やニンニクで食欲増進しましょう。
どのくらいの量のスパイスをあげていい?
明確に何歳ならこれだけあげていいという基準はありません。
ですが一説には、1歳から6歳頃までのスパイスの量は1日54g程度までと言われています。
これは、大人が摂取して良い量の約半分です。
と言っても、どのスパイスでも54g摂取していいわけではなく、各スパイスごとに上限があります。
また、1歳から上限いっぱい与えて大丈夫というわけでもないので少量からあげるようにしましょう。
以下の大人の1日のスパイス許容量をご参考下さい。
ターメリック…1.5-3g | ニンニク…20g | ナツメグ…5-10g | ガラムマサラ…3g |
クミン…3g | 生姜…10g | オールスパイス…5g | ブラックペッパー…1-2g |
コリアンダー…2.5g | ローリエ…基準なし摂りすぎ注意 | オレガノ…1-2g | チリパウダー…250g |
パセリ…6g | パプリカ…基準はないが一般的に2-4g推奨 | タイム…1-2g | ローズマリー…1-2g |
セイロンシナモン360g、カシアシナモン1.5g | わさび、辛子3-5g |
スパイスをあげるときの注意点
子供の味覚は大人よりも敏感です。
また、胃腸もまだ発達していないのであげる量には注意しましょう。
また稀ではありますが、スパイスでアレルギーが出る可能性があります。
初めてのときは離乳食を始めるときと同じで少量から様子を見ながらあげるようにしましょう。
スパイスでアレルギーが起きるのは極稀で、食物アレルギー全体の数パーセントもない程度ですが注意はしましょう・
スパイスのアレルギーで見られる症状
以下のような症状が出た場合はアレルギーが疑われます。
摂取を止め、医師に相談やアレルギー検査を受けることをおすすめします。
蕁麻疹・目の痒み・口腔内や唇の腫れ・
下痢・腹痛・胃痛・嘔吐・血便
鼻水・鼻づまり・くしゃみ・息苦しい
脈の乱れ・チアノーゼ・意識朦朧・頭痛
ただし、食後すぐにアレルギー反応が出る即時型だけでなく、食後数時間から数日後に反応が出るシナモンなど遅延性のアレルギーもあります。
何かあったらきちんと病院で相談するようにしましょう。
✓遅延性アレルギー検査項目にあるハーブスパイス
バジル・ローリエ・ブラックペッパー・カイエンペッパー・コリアンダー・シナモン・クローブ・クミン・カレーパウダー・ディル・生姜・ホップ・ミント・オレガノ・パプリカ・ローズマリー・セイジ・タラゴン・タイム・ターメリック・バニラビーンズ
まとめ
摂取量や時期さえ守れば、スパイスは体に良く子供の味覚を育ててくれる大事な食材です。
ぜひいろんなスパイスを使ってみて子供の成長を促して下さい。
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