子供には好奇心旺盛にいろんなことに挑戦チャレンジしてほしいですよね。
でも、どうやって好奇心を伸ばせばよいのかわからない方も多いと思います。
ここでは2歳頃の幼児期の子供の好奇心の伸ばし方をお伝えします。
好奇心が大切な理由
好奇心があることで、自ら学ぶ力を得ることが出来ます。
- 自ら学ぶ意欲が出る
- チャレンジする子になる
- 集中力が着く
誰かに強制されてやるのではなく、自分がやりたいと思ってやることは身に着きますよね。
(大好きな遊び、スポーツなら言われなくなって自分で練習するし、大好きな電車なら全部名前を覚えられるなど)
知的好奇心旺盛になってもらうには
では子供の好奇心を伸ばすには親はどう対応すれば良いのでしょうか。
「なんで?」「どうして?」に答える
子供の質問にたくさん答えてあげましょう。
「これは何(名前は?何するもの)?」「なんで?」「どうして?」
といった子供の疑問を答えてあげることが好奇心を伸ばすことに繋がります。
たとえ本当の答えを知らなくても大丈夫。
「なんでだろうね?」「〇〇はどう思う?」
と一緒に考えてあげましょう。
子供に考える力が身に付きます。
子供が興味のあることを伸ばす
子ども自身が興味を持っていることをどんどん知る、やる機会を与えて上げましょう。
例えば車ばかり遊んでいる子がいたら、車ばかりじゃなくて他の物で遊びなさいと言うのではなく、
車の数を数えてみよう
車のパズルをしてみよう
車の色は何色かな?
車の絵本を読もう
といったように、興味のあるものから世界を広げてみましょう。
大人でも興味のないものは覚えられないけれど、好きなことなら楽しく学べますよね。
思い切り遊ばせる
幼児期の子供は体を動かすことがとても大切です。
身体だけでなく、心や頭の発達にも繋がります。
体全体をバランスよく発達させるため、体を動かすことを心がけましょう。
様々な遊びや運動をすることで、幼児期に身につけておきたい36の基本動作を学びましょう。
文部科学省の「幼児期運動指針」では以下のように書かれています。
幼児は心身全体を働かせて様々な活動を行うので、心身の様々な側面の発達にとって必要な経験が相互に関連し合い積み重ねられていく。このため、幼児期において、遊びを中心とする身体活動を十分に行うことは、多様な動きを身に付けるだけでなく、心肺機能や骨形成にも寄与するなど、生涯にわたって健康を維持したり、何事にも積極的に取り組む意欲を育んだりするなど、豊かな人生を送るための基盤づくりとなることから、以下のような様々な効果が期待できる。……幼児期運動指針:文部科学省 (mext.go.jp)
例えばボール遊びするだけでも、
「立つ」「走る」「歩く」「掴む」「投げる」「持つ」「運ぶ」「渡す」
などたくさんの動きが必要となります。
- 36の基本動作
- 体のバランスをとる動き…立つ、起きる、回る、組む、渡る、ぶら下がる、逆立ち、乗る、浮く
- 体を移動する動き…歩く、走る、跳ねる、滑る、飛ぶ、登る、くぐる、這う、泳ぐ
- 用具を操作する動き・力試しの動き…持つ、支える、運ぶ、押す、抑える、漕ぐ、掴む、当てる、取る、渡す、積む、掘る、振る、投げる、打つ、蹴る、引く、倒す
「やりたい!」を叶える
2歳頃の子はいろんなことをやりたがります。
難しいこともあるとは思いますが、いろんなお手伝いなどをさせてあげましょう。
上手に出来なくてイライラするかもしれませんが、あくまで遊びの一環でやってもらうつもりでおおらかに見守って下さい。
何年か経てば立派に役に立ってくれるようになります。
- 洗濯物をたたんでもらう(カゴに運んで入れるだけでもOK)
- レンジのスイッチを押す
- お米を洗う(無洗米を混ぜさせるだけでもいいし後からママが洗っても)
- スプーンやお箸を運んでもらう
- クイックルワイパーや床拭き
- ゴミをゴミ箱に入れてもらう
親も一緒に学ぶ
知的好奇心を伸ばすには、親が共感することが大切です。
結果だけを見て良かったねと褒めるのではなく、一緒に取り組んでみましょう。
共に過程を経験し、共に発見し、共に喜び合う経験を子供にさせることが大事です。
親も一緒に楽しみ探求する姿勢を見せることで、その姿を見て育ちます。
知的好奇心を満たす遊び
知的好奇心を満たす遊びはどのようなものがあるでしょう。
実物や自然と触れ合う
実際の物を見る経験を大切にしましょう。
外遊びは子供の好奇心を強く刺激してくれます。
大人にとってはなんでもない道でも、青い空、いつも違う雲、小さな水たまり、いろんな車、様々な景色が広がっています。
また歩いたり体を動かすことは脳を刺激するので、幼児期の子供には大切なことです。
できるだけ外で思い切り体を動かせる時間を作ってあげましょう。
いろんな本を読む
本を読む経験も大切です。
いろんな種類の本を読んであげてみましょう。
次第に子供の好きな傾向がわかってきたり、子供自身がこれを読みたいと言い出します。
図書館へ行ってもいいし、古本屋で探してもいい。
児童館でもいいし、本屋さんに行ってもいい。
そしてお気に入りの本が見つかったら買ってあげて何度でも読んであげましょう。
積み木やブロック
自分で想像して様々なものが作れます。
色は幼児だとカラフルなものを好む子が多いでしょう。
積み木やブロックは年齢が大きくなっても遊べるのでおすすめです。
最初は少なめに購入して、徐々に買い足すと良いでしょう。
やっては駄目な親の対応
以下のような好奇心を失わる駄目な行動は控えましょう。
- 子供のなぜなにに答えず放置
- 子供の対応を後回しにしてそのまま忘れる
- あれも駄目これも駄目と止めさせる
- 子供を否定する
子供のなぜなにに答えず放置
子供がいろいろ質問しているのに答えないのはやめましょう。
子供が考えたり知りたいという欲求を潰してしまうことになります。
わからないことがあったら一緒に考えたり調べたりしてみましょう。
子供の対応を後回しにしてそのまま忘れる
「今忙しいからあとでね」
といってそのまま忘れてはいけません。
子供はちゃんと待っています。
可能ならその場で対応するのが一番ですが、無理な場合は
後で、ではなく「お皿を終わったら聞くから待ってね」などいつになるか伝えましょう。
大人でも、いつまで待てばいいのかわからないのは辛いですよね。
無理なら無理で誤魔化さず、「今日は無理だから明日遊ぼうね」など誠実に対応しましょう。
あれも駄目これも駄目と止めさせる
子供がせっかくやる気になっているのに「駄目」「危ない」「やめて」ばかりでは子供はチャレンジすることをやめてしまいます。
本当に危ないことはしっかり止めないといけません。
ですが、チャレンジできそうなことなら出来る限りたくさんやらせてあげましょう。
お茶を注ぐのは難しい(というかこぼれたら面倒)ですが、水に変えてレジャーシートを敷いて…
レジャーシート面倒だから床の物どけてタオル用意した状態で…
大きなボトルは無理だけど小さなペットボトルから…
など、出来ないことはできるように変更してやらせてあげるといいですね。
子供を否定する
子供そのものだけでなく、子供の言葉を否定するのはやめましょう。
あり得ないようなことでも否定するだけでなく、子供の意見や気持ちをまず受け止めて上げる癖をつけましょう。
「こう思ったんだね」「そう考えたんだね」
などまずは子供の意見を聞き入れましょう。
自由に発言をしていい、自由に考えて良いと思えるようにしてあげることが大切です。
まとめ
- 子供の「どうして?」に答えよう
- 興味があることを伸ばしてあげよう
- 体を動かして遊ぼう
- やりたいを叶えよう
- 親も一緒に学ぼう
知的好奇心旺盛な子に育つと、自らいろんなことを学びたい気持ちに溢れすくすく育ってくれます。
自分から知りたい学びたいと思える子になるように育ててあげたいですね。
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