2歳くらいの子供はよく風邪をひいたり熱を出したりします。
2歳の子が熱を出した時の対処方法や薬はいつ使うかについてお話します。
解熱剤はいつ使う?
熱が出たらいつでもすぐに解熱剤を使う、というのはやめましょう。
体がわざと熱を出すことでウイルスと戦いやすい環境を作っているので、熱を安易に下げるとウイルスがいる状態が長引いてしまう場合もあります。
解熱剤を使用するのは基本的には以下のようなときです。
- 38度以上の熱かつしんどそうな時
- 食欲がない、水分をあまり摂れない
- 眠れない
- 熱が上がりきったタイミングで
解熱剤は、あくまでしんどいときに使うものです。
ウイルスをやっつけてくれるわけではないので注意しましょう。
高熱で後遺症は残らない?
基本的に、風邪で高熱が出ることで後遺症が残るということはありません。
ただし、高熱だけでなく他にも問題がある場合はすぐ受診するようにしましょう。
- 持病がある
- 3か月未満
- 嘔吐を繰り返す
- 下痢を繰り返す
- 40度以上ある
- 意識がない
- 痙攣している
- 顔色や唇の色が青い
- 4日以上発熱が続いている
解熱剤を使う間隔
一度解熱剤を使用したら、4時間から6時間は間隔をあけるようにしましょう。
使用する際は年齢体重に応じた量を守るようにしましょう。
あまり以前にもらった薬だと量が合っていない可能性もあります。
例:2歳、カロナール坐剤…1日2回まで、5~6時間あける
坐剤の使い方・手順
- 手の平やお湯などで薬を温める(温めすぎ注意、ぐちゃぐちゃに溶けます)
- 排便が近ければ済ませておく
- 手を洗っておく
- ベビーオイルやワセリンを付けると挿入しやすい
1・子の両足を持ち上げる
2・坐剤をとがった方から肛門に挿入する
3・指の第一関節くらいまで挿入する
4・30秒間そのまま押さえておく
5・足を下におろす(自動的に坐剤は肛門内に入る)

坐剤を切る際は少し温めてから、封を開けずにカッターで目分量で切りましょう
熱が上がりきったタイミングとは?
熱が上がりきったかどうかのポイントは、
- 手足が温かい
- 顔が赤い
- 汗をかいている
といったことがポイントです。
熱が上がりきったあとは、こまめに汗を拭いて水分補給をしっかりするようにしましょう。
おしっこの回数や量で脱水症状になっていないかチェックしましょう。
熱が上がりきっていないサインとは

- 手足が冷たい
- 震えている
- 寒そうにしている
こういったときはまだ熱が上がりきっていません。
解熱剤の使用はまだ待って、服を着せたり布団を被せたりしてあげましょう。
この時点で解熱剤を使用しても熱は下がりにくいです。
ただし子供は体温調節が苦手なので熱くし過ぎないよう注意しましょう。
市販で2歳に使える解熱剤
2歳でも使用できる市販の解熱剤を紹介します。
ムヒのこども解熱鎮痛顆粒
1才から服用できる顆粒タイプ
- 美味しいイチゴ味
- 10歳まで服用可能
- アセトアミノフェン&ビタミンC&グリシン(胃への負担を和らげる)配合
※2才未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください
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こどもパブロン坐薬
こどもパブロン坐薬は2歳のお子様でも使用できる坐薬です。
急な発熱のときのために持っていると便利です。
- 1才の幼児から使用可能
- アセトアミノフェン配合
- 1~2才:1回1/2~1個 1日1回使用可能
※2歳未満の乳幼児は医師の診断を優先してください (やむを得ない場合にのみ使用させてください)
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