もう1歳2歳なのに、コップで飲んでくれなくて困っていませんか?
一般的には1歳頃からコップ飲みに慣れてくると言われています。
ストローでばかり飲んでいて、歯並びや口の発達が心配になっている方もいるかもしれません。
そんな方に向けて、コップで飲んでもらうためにはどうすればよいのか、コップ飲みの練習方法などについてお伝えします。参考になれば幸いです。
コップ飲みが必要な理由
コップ飲みをせずストローで飲むことが続くと、歯並びや口の筋肉の発達に影響する可能性があります。
特に、ストローは口の運動に制限をかけてしまい、自然な飲み方や口の使い方を妨げることがあります。
そのためコップで自分から飲むことができるようになることは口の発達にとっても非常に重要です。
ストローのみが良くない理由
歯科の観点からいうと、コップ飲み出来るようになったらストローのみはある程度控えた方が良いです。その理由は、
- ストローのみは舌をあまり使わずに飲めてしまうので、舌のトレーニングができない
- 口周辺の筋肉を収縮させて飲むことで顎が狭くなる(下の歯の場所がなくなる)
です。
もちろんストローを全く使ってはいけないというわけではありませんが、外出先で零したら困るなど以外の普段は出来るだけコップ飲みをすることをおすすめします。
コップ飲みをしない原因
では、なぜ子供はコップ飲みを避けるのでしょうか。
ストローが楽だから
まず考えられるのは、子供がストローの方が楽だと感じているからです。
ストローを使うことに慣れてしまうと、コップの使い方が不安に感じることもあります。
できればストローに慣れきってしまう前にコップ飲み練習も始める方が楽に移行できるでしょう。
コップを倒すのが怖い
また、コップを倒したりすることへの恐怖感も影響します。
親に怒られたりがっかりされたりした経験から、コップで飲むのを嫌がっている可能性があります。
嫌な思い出を上書きするために、零しても大丈夫な状態で飲ませてみましょう。
「練習しなきゃ!」と気負うと子供に空気が伝わってしまうかもしれないので、楽しい雰囲気でチャレンジしましょう。
飲み方がわからない
単純に飲み方があまりわからないせいという場合もあります。
親や兄弟が一緒に飲んで、飲んでいる姿を見せてあげましょう。
「こうやって飲むんだよ」と教えてあげましょう。
子供はマネをするのが好きなので、家族みんなで飲んでいたらマネっこしてくれるかもしれません。
喉が渇いていない
喉が渇いていないと練習の仕様がありません。
ストローに飲み物を入れていつでも飲めるようにしておくと中々練習できないので、練習する時間的精神的余裕があるときにストローはしまって、コップに入れてあげましょう。
好きな飲み物だとやる気がでるかもしれません。
コップ飲みの練習方法
それでは、実際にコップ飲みを練習するためのステップを紹介します。
以下のように、段階を踏んで練習することが効果的です。
スプーン飲みの練習
スプーンから飲む練習をしてみましょう。
まずは小さなスプーンから、徐々にレンゲのようなサイズに切り替えていきましょう。
本来は生後5ヶ月頃から開始しましょう。
ストローの練習
ストローを使って少しずつ飲む練習を始めます。
この段階では、飲むことに対する好奇心を引き出すことが大切です。
また、吸えば飲めるということを覚えます。
本来であれば生後8ヶ月頃に練習しましょう。
コップから飲む練習
コップを傾けて飲む練習を始めます。
最初は親がコップを持って傾けて飲ませて上げましょう。(傾けすぎると一度にたくさん入ってむせるので注意)
まずは、フタ付きコップから始めると良いでしょう。
親も零す心配が少ないので安心して見ていられます。
それにより、子供も怒られたりがっかりされたりせずに済むのでチャレンジしやすいです。
6ヶ月頃から練習を始めましょう。
慣れてきたら蓋なしで飲ませる、自分で持たせる、と段階的に練習させましょう。
コップ飲みさせるときの準備
コップ飲みをさせる際、零しても怒らずに済むように事前準備をしましょう。
- 下にビニールシートやレジャーシートを敷く(タオルや新聞紙でもいい)
- 周りのものを片付けておく
- お風呂で練習する
- 零しても良い服を着せておく、薄着にしておく
- 少量の水を入れてチャレンジする
子供がコップで飲まなくなる原因として、
・以前零して怒られた
・零してがっかりされた、からかわれた
という場合があります。
そうならないように、もし零してしまっても大丈夫な環境を作っておきましょう。
零してしまっても、「残念もう一度チャレンジ!」と前向きに反応してあげましょう。
(ただし零すと楽しいと思われるといけないので、あくまで上手に飲めることを目的としてやりましょう。)
上手に飲めたら褒めることも忘れずに。
練習したくなる方法
- 親や兄弟のマネをさせる
- 好きな飲み物を入れる
- 機嫌が良いときにチャレンジし無理強いしない
- 子供が気が向いたら飲めるよう机に常に置いておく
- 少しでもできたら褒める
コップ飲みを遊びの一環くらいのつもりで練習させましょう。
無理にさせると余計に嫌がる可能性があります。
子供が興味を持つように働きかけましょう。
コップ飲み練習をさせた親の体験談
好きなキャラが描かれたコップを使ったら興味をひけました
中身が見えて持ち手が持ちやすいコップに代えたら自分で飲むようになりました
零してもイライラしないで済むように予めレジャーシートを敷いて練習しました
コップ飲みの練習は一朝一夕でできるものではありませんが、少しずつ習慣をつけていくことで、子供の成長を促すことができます。
コップの選び方
練習するコップの選び方で大切なのは以下のような点です。
- 軽い
- 取っ手が持ちやすい
- 中身が見えやすい
- 浅め
子供が飲みやすく持ちやすいことが何より大切です。
飲みやすいコップで成功体験をすることで、普通のコップでも飲めるようになっていきます。
以下でコップ練習に適した商品を紹介します。
リッチェル アクリア コップでマグ 直飲みタイプ 150ml 7カ月
- シリコンゴムの蓋で口当たり柔らか
- 蓋を外せば普通のコップとして利用可能
- 取っ手が持ちやすく始めてのコップにぴったり
- 部品が少なく洗いやすい
- 電子レンジ・煮沸・薬液消毒OK
- 食器洗い乾燥機OK
作りが簡易なので洗うのが楽だし、レンジも煮沸もOKでラクチンです。
簡易な分、倒れたらどうしても飲み口から少しこぼれますがそれは致し方ないかなと思います。
(Amazonの方が安かったです(2024.11現在))
Amazon:リッチェル アクリア コップでマグ 直飲みタイプ ライトブルー 1個 150ml 7カ月
リッチェル トライ 丸型コップマグ ライトブルー 1個 200ml 8カ月
こぼれにくさでいえばこちらが断然上。
- 360°どこからでも飲めるコップマグ
- 子供が倒しても漏れにくい
- 部分によってレンジ消毒可能
- 分解して洗える
良い点はとにかくこぼれにくいこと。
悪い点は部品を分解して洗わないといけないこと。
あと流石にカバンの中で逆さにしていたらこぼれたというレビューがありました。
洗うのは面倒ですが、零すかもしれないという苛々は減ります。
Amazon:リッチェル トライ 丸型コップマグ ライトブルー 1個 200ml 8カ月
ドイディーカップ
|
- 歯科医推奨
- 英国生まれのトレーニングマグ
- 頭を上げなくても飲めるユニークデザイン
- パパママのマネをして普通(に見える)コップで飲みたい子に
Amazonには、電子レンジによるスチーム消毒・食洗器対応(上段)と書かれています。
楽天には「※レッド・オレンジ・パープル : 電子レンジ使用不可、食洗機不可」と書かれていますので、上記以外の色をおすすめします。
Amazon 正規品 NEW【Doidy Cup(ドイディーカップ)】ターコイズ コップトレーニング用マグコップ 200ml 両手ハンドル付き 虫歯予防 耐熱温度100℃ 薬液消毒 食洗器対応
まとめ
- 1歳2歳になってもストローのみだったら、できるだけコップ飲み出来るように練習しよう
- 段階を追って楽しく練習しよう
- まずはトレーニングコップで上手に飲める体験をさせよう
コップ飲みすることで口の筋肉が鍛えられ、成功体験も得られます。
いろんな方法を試してコップ飲み出来るようにチャレンジしましょう。
関連記事
2歳児1人で階段を上り下り出来ない いつから出来る?交互に上るのは何歳?
2歳の子供ジャンプできない 平均何歳から出来る?練習方法は?
コメント